Do-Clinic 道家です。
クリニック開院まで50日を切り、開院が近づいてきました。
これからは当院の紹介をしていきたいと思います。
まず第1弾として、北海道初導入のシステム、機器です。
当院には北海道の医療施設として初導入が4つあります!
・電子カルテシステム(ANNYYS)
・後払い会計システム
・体組成計(seca)
・がんリスクスクリーニング方法(Metallo-balance)
です。
今日はその中から電子カルテシステムを紹介します。
現在電子カルテを導入している医療施設の割合は50%を超えているそうです。
当院でも電子カルテを導入し、スムーズな医療行為を目指します。
特に、「運動機能を重視した」リハビリを中心として、これまでとは一味も二味も異なる医療を提供できればと考えています。
しかし、従来の大手メーカーの電子カルテだと、型ができていて使いやすいのですが、新しい考え方の医療行為などに対応するのが難しいことがよくあります。
当院の運動機能を重視した診療も、従来の電子カルテでシステムの型ができているわけではありません。
例えば・・・
肩関節痛の原因として、「腱板断裂」があります。
整形外科では腱板断裂の診断に対して、手術を中心に治療を行っていることが多いです。
そのため電子カルテでは、入院、手術、点滴、注射、処方など一般的な医療行為を入力します。
しかし腱板が断裂していても、肩関節痛などなく、普通に動かせる場合が多いんです。
実際、腱板断裂は70〜80代の方では半数近くで生じているといわれていますが、しかしその中で症状がある患者さんは腱板断裂がある人の中の1/3程度といわれています。
つまり腱板断裂=肩が痛い、ではないんですよね。
では、なぜ肩が痛い人と痛くない人がいるのか?
その原因は、明らかになっているわけではありませんが、私達は肩甲骨や脊椎、さらに下肢などを含めた全身の動きの悪さが原因と思っています。
だから一番の治療は動きをよくするリハビリテーションだと考えています。
事実、診察室で動き方を少し変えるだけで、痛みがよくなる場合も多いです。
でも・・・、肩が痛いのに、全身が悪い・・・という考え方は従来の電子カルテにはありません。
肩が痛い患者さんに、全身の動きを評価するツールはありません。
Do-Clinicでは、全身の動きを評価して、痛みの原因の診断と治療を行っていきます。
そこで当院では、ANNYYS というFileMakerのシステムを利用した電子カルテを導入します。
ざっくりいうと、自分たちのクリニックの方針に沿って、よりスムーズな医療行為が行えるように、そして使いやすいように電子カルテを作っていくようなシステムです。
iPadを用いて直接写真や動画を取り込んだりと、動きをしっかり評価するという用途に合わせて、幅広く対応ができます。
ANNYYSを使うことで、自分たちの考え方に合った電子カルテを作っていこうと考え、現在各システムメーカーさんにご協力をいただいて、準備を進めているところです。
準備は大変ですが、完成すればDo-Clinic専用の電子カルテとなるはずです。
先日、カンボジアでANNYYSが導入され、実績を上げているとお話を伺いました。
日本から世界へと広がっている注目の電子カルテです。
また当院では、待ち時間短縮を重視して、クリニックを作っています。
ANNYYSを使用することで、自分たちが使いやすいだけでなく、患者さんにとってもスムーズな医療を受けられるようになるはずです。
次回は、それこそ待ち時間をなくすための、新しいシステム、後払いシステムを紹介しますね。
Do-Clinic開院まで、あと40日です!
5月25,26日に内覧会を開催します。
いつもみなさんがテレビでみているスペシャルゲストをお招きした市民公開講座や、健康維持のために必要な運動機能チェックが行えるロコモチェックや医療機器体験企画など予定しています。
皆さん、ぜひお越しください。