Do-Clinic 道家です
本日より院内のサイネージモニターを利用して、関節痛予報をスタートしました
関節痛予報??と思う方が大勢かと思います
みなさんは、天気が悪くなるときなどに、関節や古傷がうずいたり、痛くなることを経験したりしていませんか?
以前から外来をしていると、明らかに天気が悪くなる日などは関節がうずくといった患者さんが多いことを経験していました
教科書にはそのような病態はどこにも載っていませんし、先輩に聞いても原因はよくわからない…
ただ整形外科医や、なにより患者さん自身が一番よく経験して実感していることではないでしょうか?
詳細なメカニズムはまだ解明されておりませんが、気圧の変化が影響していると考えられています
「気象病」と呼ばれたりしています
そこで私は以前から天気予報みたいな感じで、関節痛予報ができれば、患者さんの手助けになるかなと思っていました
当院開院準備期間に、知人のご紹介でUHBの気象キャスター菅井貴子さんにお会いする機会があり、関節痛予報のお話をすると、菅井さんも「気象医学」に興味を持たれており、意気投合
まず始めに、クリニックオープン前の内覧会イベントで「気象と健康」についてお話をいただきました
「気圧を平衡感覚をつかさどる内耳で感知することで、痛み記憶などから自律神経のバランスがうまくとれずに痛みとして自覚する」と教えていただきました
まだ治療方法が確立されているわけではありませんが、あらかじめ関節痛が出やすい時期がわかれば、対応策がとれるかと考えています
そして着々と準備を進め、本日関節痛予報をスタートすることができました
おそらく整形外科や医療機関において、気象予報士さんとコラボした関節痛予報は全国初だと思います!
関節痛の出現を3段階に分け、親しみやすいイラストで表現しています
天気予報も含め、この先1週間の関節痛を予測します
最新の気象情報に合わせて随時更新していきます
菅井さんよりコメントです
「秋の天気が変わりやすいといわれるのは、気圧の変化が大きいからで、周期的に低気圧が通過します。疾患のある方は、痛みが出やすい季節だと思いますので、事前予防にお役に立てればと思っています。」
当院の関節痛予報が、痛みを持つ患者さんの手助けになればと思っています
ぜひご覧ください!
最後に、イラストを作成していただきましたイラストレーターの漆原さま、ありがとうございました