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チアダンスと運動機能

みなさん、突然ですが、チアダンスとチアリーディングの違いをご存知ですか?

どちらかというとチアリーディングのほうがイメージが強いかもしれません。

ピラミッドのように組んだり高く飛んだりとアクロバティックな動作があるのがチアリーディングで、ダンスのみに特化したものがチアダンスになります。

チアダンスは細かな基準があり採点による競技です。

今回、東札幌のラソラにあるMANABIYA DANCE STUDIOさんとご縁があってサポートをさせていただくことになりました。

(2016年作成のもので現在とは異なる可能性があります)

エキスパートクラスは全国大会でも3本指に入る強豪チームなんです。

先日エキスパートコース(大会に出るクラス)の練習を見学させていただきました。

小学生から高校生までいたのですが、みんな一生懸命に真剣に、そして楽しそうに踊っているのをみて、感動すら覚えました。

私はリズム感なくダンスなどはまったくできないのですが、子供たちは教わった動作をすぐ覚えて、そして音楽にあわせて気持ちよさそうに踊っているのをみて、すごい才能だなと思いました。

私がおそらく24時間くらいかかる動作を10分くらいで覚えて、踊っていました。

監督にお話を伺うと繰り返しやっていくことで習得できる能力とのことでした。

また小さな小学生が、上手な高校生たちをみて一生懸命踊っていた姿が印象的でした。

ただチアダンスをダンスと軽く思っていたら大間違いで、なんてハードなスポーツなのでしょうか?

回る、飛ぶはもちろんのこと、一つ一つの動作が全身を使う激しい動作ばかりでした。

これはしっかりと身体の基礎を作るなどサポートをしていかないとケガが起きてしまうなと私も気を引き締めたところです。

そして動く動作にあたってはやはり運動機能がしっかりうまく使うことが大切です。

運動機能とは、動くために必要な機能なわけですが、筋力、持久力、柔軟性、敏捷性、平衡性、瞬発力などが当てはまります。

ただその中でも協調性が取れた動きをするというのが、とても重要だと思っています。

たとえば膝を曲げたり、伸ばしたりする動作。

曲げるための筋肉は太ももの裏側ですが、その筋肉だけで動くわけではありません。太ももの前側の筋肉も絶えず働き、前後の筋肉がバランスをとって動くことが必要です。

それが協調性がとれた筋肉の活動ということになります。

なので日々何気なく動いている動作も、すごくたくさんの筋肉が協調性をもって働いているんです。

ただケガ以外の整形外科疾患というのは、すべてこういった筋肉の協調性が悪くなって生じていくんです。

片方だけの筋肉が固くなったり、弱くなったり・・・

例えば

・歩くときに体重を支えるために一番働く太ももの前の筋肉ですが、運動習慣がなくなっていくことで、筋力が低下し、膝に負担がかかるようになり痛みが出る

・またデスクワークが多く、姿勢が悪くなることで、太ももの裏側の筋肉が固くなり、膝がバランスをとった動きができなくなり痛みが出る

といった具合です。

なので身体を鍛えたり、ストレッチをしたりするときは、片方の筋肉だけでなく、両方の筋肉を動かすことが大切です。

なかなか両方意識した動きというのは難しいかと思うのですが、コツをあげるとすると、身体全体を伸ばすように動かすことだと思います。

例えば

・姿勢を治すときには、背中に力をいれようとするのではなく、身体が上で伸びるように力をいれること(お腹をのばすこと)

・手をあげるときには、できるだけ遠くを触るようなイメージで、腕がのばすようにあげること

などです

まさに当院で行っているヨガ教室で、私自身も実感しているコツになります。

そしてそうやってうまく身体を使えていると、きれいな動きができるんですよね。

ダンスなどにももちろん共通することで、先日のチアダンス指導の先生も動きがまさにきれいな動きでした。

1月25日(土)に当ビルのメディカルスクウェア主催で健康セミナーを行います。

テーマは「美と健康」

各クリニックの先生方が講演をし、その後さまざまな検査機器の無料体験が行えます。

私は「美と姿勢」というタイトルでお話をさせていただき、当院からは「股関節の骨密度検査」と「大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)の筋力測定」が行えます。

みなさんぜひご参加ください。

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