東京オリンピックが開幕しました。
オリンピックと私について少しだけ・・・
オリンピックは、私が整形外科医、スポーツドクターを志したきっかけなのです。
思い返せば、1998年長野オリンピック。
私は18歳高校3年生でした。
医学部を目指していた受験生でしたが、高い壁に挫けていて、勉強そっちのけで観ていたオリンピック。
メダルを獲得した選手たちの活躍はもちろんのこと、それ以外の選手たちも含めた、オリンピックまでの軌跡や努力などのドキュメンタリーを目の当たりにして、連日涙を流していたことを思い出します。
それまでは単純にスポーツの勝敗、結果を楽しみながらみていたのですが、大会や試合など表舞台だけでなく、裏側を考えるようになったきっかけでした。
その中に、選手を支えるスポーツドクターの役割を見つけ、スポーツ選手のサポートをしたいと思い、改めてスポーツドクターを目指す熱意が沸いたことを記憶しています。
「選手の医療サポートをして金メダルをとる」のが、恥ずかしながらも夢の一つです。
スポーツ全般はずっとみているのですが、やはりオリンピックは他とは異なるスポーツ大会だと思っています。その分そこに関わるすべての人にそれぞれドラマがあるのだと思います。
大人になるにつれて、見えたくない部分も多く見えてきてしまいますが・・・
オリンピックで人生が変わったり、オリンピックを観て、目標ができたり、夢を与えられたりする人たちが多いことは変わりないと思います。
コロナ禍で賛否両論がある東京オリンピックですが、始まったからには、選手の活躍や関わる人たちのドラマで、みんなが感動をもらい、世界中が元気になれればよいなと思っています。
当院スタッフが札幌でのマラソン競技の医療スタッフの中心的な役割として参加しますが、私は特に関わる仕事はないので、テレビで楽しみたいと思っています。
2030年札幌オリンピックはあるのかな?
もちろんさまざまな意見があると思いますが、私としては地元でやってほしいですし、選手の活躍をサポートできればいいなと思っています。