コロナ第4波が猛威をふるう中、札幌でも「札幌市医療非常事態宣言」が出されました。
札幌市のコロナ病床利用率が9割を超えたために発令されたもののようです。
「非常事態宣言」「まん延防止等重点措置」「医療非常事態宣言」・・・
もう差がよくわかりませんね。
要は、個々人が感染予防対策をしっかりする、感染拡大予防のための自粛をしっかりするということですね。
GWも中盤になり、ぱぁ〜と遊びに行きたい気持ちを、ぐっと抑えてみんなで頑張りましょう。
さて、そこで気になるのが「不要不急の外出」という言葉の定義。
本日出された「札幌市医療非常事態宣言」での記載では・・・
札幌市内における外出や往来をできる限り避けてください
・札幌市内においては外出を控えるとともに、札幌市との往来をできる限り控えるようにお願いします。具体的には、医療機関への通院、食料・生活必需品の買い出し、必要な職場への出勤、屋外での運動や散歩など、生活や健康の維持のために必要な場合を除き、外出や往来を控えてください。
とあります。
昨年の緊急事態宣言の後には、外出を控えたために体力の衰えが目立ち、さまざまな身体の不調を訴えられる方が多く来院されました。
まさしく、昨年当院が初めて使い始めた「コロナロコモ」になられた方たちです。
「コロナロコモ」の最初のブログはこちら↓
そのため、今回は上記のような例外事例を追加しているのだと思われます。
医療機関への受診を控え、病状が進行し症状が悪化してから受診したために、治療に時間がかかる方が多くみられました。
運動不足で筋力が落ち、転倒して骨折をされる方、治療を中断したことで症状が増悪した方も多くみられました。
また健康診断を控えることで、がんなどの悪い病気が進行してからみつかる方もみられます。
全国の調査でも、つまづきやすい、速く歩けないという方が急増しています。
身体の健康のための外出は、不要不急ではないことをお間違えなく!
当院としましても、しっかりと感染対策を行い、みなさんが安心して通院できる環境を整えるよう努力しています。
早期であれば、治療期間が短く済むことがほとんどです。
身体の痛み、不調は躊躇せずご相談ください。
また採血だけでできるがん検査「メタロ・バランス検査」も行っています。
さまざまな検査は不要で採血のみで、所要時間は10分程度で、主要ながんのリスクがわかります。
コロナ禍の現在、がん検診としてはうってつけの検査と思います!
そして不調がない方も、運動のための外出は不要不急ではありません!
密を避けた屋外での感染リスクは低いとされています。
コロナロコモを防ぐためにも、積極的に身体を動かしましょう。
「コロナロコモ」という単語は昨年秋くらいから少しずつメディアなどでも取り上げられることが増えてきました(当院への取材依頼はありませんが・・・笑)。
確実にコロナロコモの方は増えていると思います。
自粛による副作用(筋力低下)はあとから症状として出てきます。
感染予防ももちろん大切ですが、コロナロコモの予防も大切です。
まだまだ寒暖の差は大きいですが、屋外での運動、まずは散歩から始めましょう!
日光に当たることは、骨粗しょう症予防にもなりますよ。